制作道具のおすすめ紹介

漫画を描く際のおすすめツールの紹介

こんにちは正太郎です。漫画を制作するにあたって、おすすめのツールを紹介します。今回は過去に3種の神器として紹介した、グラフィックタブレットの中でも液晶タブレットについてです。おすすめ、というか必須ですね。私は、Wacomのペンタブ(Intuos Pro)を経て、XP-Pen > HUION > Wacom Cintiqという経過で使用してきました。

グラフィックタブレットのメーカーは、以下の通りです。
Wacom: プロフェッショナル向けから初心者向けまで幅広い製品を提供しており、業界で最も知名度が高いブランドの一つです。
Huion: コストパフォーマンスに優れた製品を多く提供しており、近年人気が高まっています。
XP-Pen: 初心者からプロフェッショナルまでをターゲットにした製品を提供しており、手頃な価格の製品が多いです。
Gaomon: コストパフォーマンスに優れ、特に初心者向けの製品を多く揃えています。
Artisul: スタイリッシュなデザインと手頃な価格の製品で知られています。
Parblo(パーブロ): 主にエントリーレベルとミッドレンジの製品を提供しており、手頃な価格帯の製品が特徴です。

このうち、特に有名なのは上の3つ(Wacom、Huion、XP-Pen)ではないでしょうか。
私が現在、メインで使用しているのはWacom Cintiq 16になります。ただ、出張時などにはHuionの製品を使っていますし、XP-Penの製品を使ったこともあります。これらの3メーカーの製品の使用感について紹介したいと思います。

Huionのタブレットについて

 Huionのタブレットは、現在サブでKamvas Pro13を使用しています(というかメインのつもりで買ったのですが、サイズに不満があり、もっぱら持ち運び用にしています)。印象としては、コスパが非常に良いです。ペンの感度や解像度、傾き検知などの機能は優れていると思います。現在メインで使用しているWacomがProではない無印版なため、液晶画面の奇麗さは特に感じます。あと、下で紹介するWacomと比較するとペン先の減りが圧倒的に少ないのも有難い点ですね。

問題点を挙げるとすれば、たまにペン先がなぜか大きくずれている時があり、キャリブレーションをする必要があります(ソフトの問題?)。それ以外は特に今のところ問題を感じていません。逆に持ち運び便利なサイズのタブレットをお探しの方は、WacomがCintiq pro 13が販売中止?(公式販売サイトから削除、ONEに統一?)したので、Kamvas Pro13は良いかもしれませんね。私は昨年から出張が増えて持ち運ぶ機会が増えたので、怪我の功名で重宝しています。

Huionのタブレットの耐久性やサポート面についての懸念が挙がることがありますが、今のところ問題はないですね。

XP-Penのタブレットについて

XP-Penのタブレットで使用したことがあるのは、Artist 15.6になります。液晶タブレットがこの値段で買えるんだと衝撃を受けて、ついポチッとしてしまいました。ペンの性能面や、液晶の解像度の高さなどについて、当時は液晶タブレットが初めてだったのもあり驚きました。

ただ、私との相性が悪かったのか、使用して1年経ったくらいから、液晶にチラつきが出るようになり、その後に液晶に複数の線が走るようになったので使用を断念し、上記のHUIONに乗り換えることにしました。

XP-PenのArtistも発売してから時間が経っており、その辺りは改善しているのではないか、とは思います。個人的にはArtist Pro 16(Gen2)にちょっと食指が動いています。筆圧レベル16,384の検知、読取精度の向上、またデザインが洗練されており、24インチが出ればポチッとしちゃうかもしれません笑。まあ価格次第ですがね。。。あと単純な液晶タブレットではないのかもしれませんが、Magic Drawing Pad(XP-Penの公式サイト:https://www.xp-pen.jp/series/drawing-pad.html)にもすごく興味が湧いています。中華系メーカーの勢いは凄いですね。CLIP STUDIOとの相性次第ですかね。

Wacomのタブレットについて

最後に紹介するメーカーは、現在私がメインで使用しているWacomです。私が使用しているのは上記でもご紹介した通りWacom Cintiq 16になります。ざっくりと特徴をまとめました。下記の通りです。

サイズと解像度: 15.6インチのディスプレイを搭載し、1920×1080 (フルHD) の解像度です。正直、液晶の解像度・奇麗さについてコスパで言ったら上記の2メーカー(HUION、XP-Pen)に対して劣っていると思います(といっても十分奇麗なので、気になるレベルではないです)。
ペン技術: Wacom Pro Pen 2が付属しており、8,192レベルの筆圧感知能力、優れた精度と反応速度、そして傾き認識機能を備えています。とくに高圧帯での感知や強弱は、上記の2メーカーの追随を許していないな、と思います。
直感的な使用感: ペンとディスプレイの間の遅延が非常に少ないため、リアルタイムでの描画が可能です。ここも、上記の2メーカーと比較して、数値以上に差があると思います。本当に違和感がなく描けます。

概ね、良好で快適に作業できています。不満をあげるとすれば、ペン先の減りが異常に早いです。私はエレコムのペーパーライクフィルムを貼っているのですが、研石で削っているのかという位に減りが早いです苦笑。下手すると1ページで1本消費することもあります。私が漫画の生業化を志すキッカケの1つにもなりました笑。だって、50ページ制作するのに5,000円以上かかるんですもん。。。あと、フィルム自体にも傷?跡?がつくので定期的に清拭・張替が必要ですし。。。そこ位ですかね。

漫画を本気で書き始めて、やっぱり20インチ以上は欲しいなと思う(ただ作業スペース的に30インチ以上はちょっと。。。)ので、買い替えるならWacom Cintiq Pro 24でしょうか。新モデルになって、さらに高価格になっているので、他メーカーとのコスパ比較次第ですけどね。

以上、個人的な見解になりますが、液晶タブレットについてご紹介させて頂きました。ご参考になれば幸いです。

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